2012年5月6日日曜日

臨書 黄庭堅「李太白憶舊遊詩巻」







銀鞍金絡倒平地   
漢東太守來相迎   
紫陽之真人邀我吹玉笙 
餐霞樓上動仙樂   
嘈然宛似鸞鳳鳴   
袖長管催欲輕舉   
  漢中太守醉起舞    
手持錦袍覆我身   
我醉橫眠枕其股   
當筵意氣淩九霄   
星離雨散不終朝   
分飛楚關山水遙   



銀鞍にまたがり金絡を地面にこすりながら、漢東の太守が我々に会いにやってきた。
紫陽の真人は我々を招待して玉笙を吹いてくれた。
餐霞樓上には仙人の音楽が鳴り響き、そのにぎやかなことは鸞鳳の鳴くようであった。
楽人の袖は長く、吹く笛はたえなる音をたてて空中に舞わんばかりだった。
漢中の太守は醉って舞い、手に持った錦袍を私にかけてくれた。
私といえばすっかり酔っ払い、太守の股を枕にして横になった。
まことに宴会の勢いは天をもしのぐばかりであったが、やがてそれぞれに離散して、
私も昔の塒たる楚關へと引きこもった。


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